これだから黒沢清は面白い。
B級ホラーは好きだが、C級ホラーは好きではない。
ところでこの映画は紛れもなくA級だと判断する。
ホラーであるかは人それぞれ。
個人的にはホラーとしたい。
監督がどう思っているにせよ。
(DVDは特典映像満載。楽しいけど、
見てよかったようなよくなかったような・・・?)
説明的でない方が、へんてこりんな解釈・見方もできて
楽しいっちゃあ楽しい。
だから監督のちょっとした解説は意識しつつも無視。
作品は、出来上がったら作者から離れるとか何とかって先生が言ってました。

ところどころさわやかでありつつも
しっかり不気味さを残している。
そこが好きだ。
或いはブラックユーモア的な。
CG使いのさりげなさとか。
役所最高。永作最高。ユースケ最高。

ウィリアムウィルソンの分析なんかを若干やった影響も。

PE’Z。
懐かしいねえ。

公開当初から見たいと思ってて、ようやく。
もう4年以上経っていたのか。
月日が経つのは速い。
僕の心は今でも高校2年生だから。
(とはいえバイト先で高校生とか見てると笑っちゃうんだけれども。)

もうちょっとカットとか画面に敏感になるような見方もしたい。

人格面に対する取り組みがどことなく「時計じかけのオレンジ」
と重なる気もしないではない。
主題歌が「アンダルシア」なのはたまたま。「犬」とは無関係。
今年はねずみ年。

un chien Andalou

2008年1月4日 映画
さ、気を取り直し、アンダルシアの犬。
15分。
白黒。
無声。
音楽楽しい。
見るのは3年前あたりの春以来か。
高2と高3の間。
いやあ、こんなに面白い15分はなかなかないって。
ライティ・ライト!
言葉が面白い。
慣れるまでは随分意味不明だったけど。
ですから始めの方は意味がおぼろげ。
途中から英語の知識も手伝って多少推測が
きくようになり、と。
(「イン・アウト」とか面白いよね)
これらは造語なんでしょうか、それともスラングか何かなんでしょうか。

題名が謎。
というか全体的に。

劇場仕立てな感じ。
音楽も第九なので年末年始にぴったり。
面白い映画です。雰囲気を楽しむ種類の映画か。
大月まで寝過ごす友人。
わざわざ、無謀にも、自滅したがる友人。
たちと。

中の。
銀座→日比谷公園→丸ビル(Moby Dick)。
動いて綺麗。
また別件で、きれいオーラ。
マフラー。

フィラデルフィア。馬鹿みたいに人で溢れ返っていた。
あと数時間ずれていたら300万人目だったろうに。

「バイト事始」。

思っていたよりもずっとずっとシリアスな映画だった。
深い。いろんな見方。
主人公の母への投射。
『こころ』や『A Rose for Emily』との類似性。

繰り返しますが、思ってもいないのに適当に約束を
とりつけるのはやめたほうがいいと思います。

あ、サンタさん来たっ!
これならきっとたむたむにも来てるでせう。

見たぞー7

2007年12月20日 映画
「めんどりには外と中があります。
外をむくと中が残り
中をむくと魂が見えます。」

題名を直訳すると「自立」か。
この邦題は結構うまくいっていると思う。
単純にタイトルをカタカナにしてしまう
というよくあるパターンよりはずっと味があるように思う。

ゴダール映画のラストはよく似ているものがいくつかある。

ポーの音読。
法律・法令。
12分割。
「いつの間にか、」なストーリーの流れ。
映画の引用。
哲学のシーンは圧巻。やはり即興。
音楽・音の重要性。これもルグランだったとは。ジャズのイメージが強かっただけに。

自分は欧米人の顔を区別するのがやや苦手なようだ。

(年賀状)

見たぞー6

2007年12月19日 映画
なぜ渋谷にDVDがないのか。
というわけで、実際に見たのはVHSです。
重くて暗くてとても鋭くトガった映画。
けれどもストーリーの流れ自体は比較的わかりやすいかと。
残念ながらアルジェリア戦争についての知識がありませんでした。
何年か経てばフランス語もうまくなってるわけです。

追記
そういえば大男と小男の「知恵」の話はマジで声上げて笑った。

見たぞー5

2007年12月7日 映画
ピエロるふぅ!
アンナカリーナ!
ジャンポールベルモンド!

というわけで、カラーです。やはりカラーはいい。白黒にももちろん白黒のよさはあるが、カラーもいい。それにしてもゴダールは青と赤の組み合わせが好きですね。

やはりゴダールは面白い。この感覚は高校1年生の頃に出会った、いわゆる「プログレ」の感覚に似ている気もしなくはない。結局自分は「変わったもの」「(程よく)理解しにくいように見えるもの」により魅力を感じるようだ。映画や音楽に限らず。

レンタルビデオ(というかもはやDVD)の、何と悲しいこと!
映画館もそうだ、あるいはむしろそれ以下だ、回数に関して、と言われればそれもそう言えなくはないのだが、映画館には映画館の雰囲気というものがあるし、映画自体がそもそも映画館での上映を想定したものである以上、全体の作品である「場」としては最も理想的であろう、したがって回数など問題になりにくい(「ならない」というと言いすぎな気がしたため)、という話。片やレンタルビデオ。「場」はホームシアターでも持っていない限り、いや、持っていたとしても不十分。回数。特に自分の場合、夜にビデオ(というかもはやDVD。PS2で見ます)を見ようとするわけだが、例の如く起きていられない。途中で寝てしまうということ以上に、ビデオを見るような時間帯まで起きていられない。で、結局、なぜかあたかも「見る義務」が生じたかのような状況に陥り、(若干急ぎめで)1度目を通す、というような感じで見る羽目になるのだ。まあ勿論真剣に見ますが。あくまでニュアンスとしてのそういった状況。で、この映画に関しても複数回見ようと思ったが結局見られず、という残念な結果に。それにしてもこの類の映画は背景知識あってこそ「本当に」楽しめるのではなかろうか、「トリック」などのように。まあそれ抜きでも面白い。映像とか言葉とか主役の二人とか。

・意識の流れ
とでも訳せばいいのだろうか?
フランスの学校こえー
ラストが印象的。
「あこがれ」もいいですね。
トリュフォーの肖像も。
もっと何か書くことあったはずだったけれどすっかりかき消されてしまった。
はっきり言ってギャロの自己満映画に過ぎないと思った。とはいえ、このような自己満映画を撮りたくなる気持ちはすごくよくわかる(気にはなっている)。そういう意味で、面白くないけど面白い映画、かもしれませんね。
いつ人殺されたっけ?
ジャンプカットとやらで文字通り「瞬殺」だった気もするが。
勘違いの説も。
ひょっとするとあとで見返すかも。
「息切れ」が「勝手にしやがれ」、とな?
どことなくB級チックなとこがよい。
個人的には今まで見た3作の方が好きかも。
久々にミステリー(サスペンス?)の秀作を見た気がする。
メイキングでヒッチコックにも言及していたが、
あいにく自分はまだサイコしか見ていない。
こちらも(実は)全作品見るという野望あり。

メモ
SPK
(ならおまえも見るなと、或いは書くなと、
それでも書くならチラ(ry
などと思ったのは気のせい
でしょうか?でせうか?
まさにこっちこそ自意識過剰ですねそうですね。
あしあと消す方法あります知ってますか、
とでも言っておくか。
というのもあしあと踏まれているところを
洗いざらい拾っているだけだから。
まあ単なるこちらの勘違いであるという可能性もあり、
もしそうならうんぬんかんぬん、と。)

8度2分の熱を押して見に行った甲斐はあった。
帰って熱測ったら7度3分まで下がってたしね(薬のせいという説もある)。
うーむ、これが、ゴダールか、と。
は、蓮實たーん!
(ゴダール関連の本が読みたくなった。何かないすかねい。)
ヌエバ、ヨルク!
ちなみに今日(というかもはや昨日)、即ちこれを見た翌日、
の、昼は6度3分まで下がっておりました。めでたしめでたし。
んで今日(というかもはや昨日)は、
7日の前売りを買えず、仕方なく予約し、
サークルの部室へ行き、ベースブンブン、と。
んでからめでたくベース(通称カ○ベ)とベーアンを入手し(借りただけ)、
以下略、と。
この映画ももう一度見たいところだね。
もちろんむつかしいことを考えず純粋に楽しむという手もありますが。
というか純粋に楽しめたには楽しめた。
やっぱ音楽を聴くときのように深く考えないのが一番かねい。
実験的なのが出てきたら、それはそれとしてそれを楽しむ、という。
もちろんそれでもいいんです。
昨日(というかもはや一昨日)は普通に見ただけ。
トーキョーラマ!
つうわけで「テクスト理論」をとるとかとらないとか。
かくしてアンナカリーナ(安中里奈)週間は終了し、
個人的には「女」>「ア」>「は」という感想(乾燥→観想→感想)。
なぜヌエバヨルクなのか。紐育のルビで「ヌエバヨルク」にしてた
あたりがイカス。
この3作品はデンマーク出身のアンナカリーナ出演なので言うまでもなく、
「勝手にしやがれ」やら「軽蔑」でもフランス語を母語としない人が
中心に出てきている模様(まだ見てない。「なんとか松」談。
これも何らかの意図があるんでしょうか?でせうか?)。
アルファ、諏訪さん(と)の、論理学、講座!
ネガとか。ポジとか。
にしても夏休みの終わりを迎えるにあたって風邪をひいたのは
かなりの誤算。
にしてもいかにもフランス、な終わり方で若干笑えた、とか。
ジョブ攻め!

見たぞー 2

2007年9月30日 映画
本当に全編白黒でよかったのか、などなどを始めとして、
若干腑に落ちない映画だった。
てかあれだよね、前半と後半でムードが随分違った。
オープニング、いいなあ。
あとラストもある意味(笑)
前に見たゴダールが「女は女である」な所為もあるのかもしれないけれど。
ネタっぽさとしては面白かった。
自分はルーブルを9分40秒でまわろうか。
忘れっぽい人がホテルの部屋番号を。
新聞の音読、ありゃなんだい。
白黒映画の上にかぶさる白い字幕は、しばしば見えなくなるのが難点。
あと字幕映画自体どうしても視点が字幕中心になってしまうのが
勿体無い。
かといって吹き替えもアレだしねい。
こういう面でも外国語が直でわかるといいよなあ。
そんでもってナレーター、イカス!
音楽とストーリーのズレ。ルグラン。
間に挟まるダンスがいい味。

できればもう一度見たい、というか今のところ全体像がよく見えない。
なんか見てる間の集中のしどころが間違っている気がするんだよなあ、自分が。
視力が落ちているのと全くの無関係ではない予感。
次見る映画ではもうちょい前に座ろう。
(ちなみにこないだ見たときは前過ぎたと思ったので、
この映画では少し後ろ目に座ったのでした。)

設定と不等号

2007年9月29日 映画
「俺実は新撰組の生き残りの末裔だから、」
「ピザ食べるよ。」
とか
「明日遊ぼう。」
とか
「家庭教師の生徒になってください。」
とか。
設定をつくろう。
なぜならば、この世はモデル化すると、
設定と不等号でできているらしいから。
設定とはここで言うところの
「俺実は新撰組の生き残りの末裔」
ってやつ。
当然僕自身は、実際には新撰組なんかと全く関係ありませんが、
これはあくまで「設定」であり、うまいこと生きるための道具なのです、たぶん。
皆さん上手に設定を作り、活用しながら生活しているようです。
不等号については詳細を割愛。
いかに周りの不等号を変えていくかがポイント。

(フマソふは「夜ピク」で悪化し、醜態を晒したとか晒さなかったとか。)

ヴィタールとつくりが似ているところもあったせいか、
似たようなものを感じた。
塚本晋也、すげえ!

追記
今更ながら、爆笑問題もいいよなあ。

追悼のざわめき

2007年9月24日 映画
渋谷で上映中。
意外と結構お薦めできます。
中盤以降が悲しく美しかった。
正直というか純粋な映画だと感じた。
カラスでもいいじゃない。
それでもハトであろうとすべきか。
インコは?
てかあのおじいさんは何だったんだろ。
BLUUUUUUE MEANIEEEEEES!!!!!!
正確に言えば、見終わってはいない。
DVDの最後の5〜10分程が
読み取られなかったからだ。

というわけでWは近所のツ○ヤでこれを
借りる場合は注意されたし。

うん、ビートルズ、すげえ!

見たぞー 1

2007年9月23日 映画
受験の神様最終回をさておき、
こっちをとった(録画はしてあるのであとで見る)。

面白いしきれい。
いくつかの手法の意図は
(そもそもそんなものがあるのかさえ)
よくわからんが、
「これがゴダールか」
と。
深く考えずに楽しむ。

初学者にも聞き取れるようなフランス語が
多い点も個人的にはよっかた。
「カリガリ」はドイツだから借りてみたものの
無声というやられた展開だったもんでね。
白黒無声映画は趣があっていいですね。
ラストが一瞬ちょっとわからなかった。
なかなか楽しいストーリー。
セットが特徴的だそうで。
第一弾。
つまらないわけでもないのに途中で寝るのは
時間帯と環境のせいでしょうか。
息子と母親。
おばあさんになったマリオン。
先に前作であるこれを見ておくべきだったと、
上映中から激しく後悔。
ここまで前作が絡んでくるとは思っていなかった。
どうみても自分の判断ミス。
内容としては、「アメリカだな」という感じ。
エンディングをスタッフロールの後まで見て、
納得したし笑えた。某所では非難ごうごうだけど、
自分としてはそこまで。
まあそれなりに楽しめるのではないかと。
アメリカっぽいけど。
実際字幕の方がよさげかとは思う、一応。

んで、横浜線沿線の民度が低いということも再確認。
あれだけで決め付けるのもどうかという気がするが、
単にそれ、すなわち、映画上映にいちいちくっちゃべる人がいた、
というのは決定打に過ぎなくて、それ以外にもやっぱりいろいろと。
どう頑張っても、ららぽーと横浜は、高級感とかに関しては
港北ニュータウンの何だっけ名前忘れたわ、には勝てない。
況やみなとみらいなんかにも勝てないわな。
デパート・ショッピングモールぶったなんちゃらってやつよ。

こういうことを書いていて思ったけれど、非東京から東京に出てきた人は
大きく2通りに分けられるのではなかろうか、
地元を誇りに思う人と、地元を蔑む人。
つうか、東京/非東京に分けることができるなんて、
東京、すげえ!
或いは東京の暴力性ってか?
まあそんな大袈裟な話は置いておいておいて、
自分はどちらなのかねい。
視点を大中小の3つに分けると、
横浜市民っていう点では全然OK。みなとみらい、最強。海最強。
中くらいにすると、縦ラインと横ラインに分けられて、
縦ラインはOK。ベッドタウン最強。
横ラインはいわゆる「DQNゾーン」。だめ。
小さいゾーン、ごくごく身近な地域で見れば、まあ及第点か。
悪くはない。まあまあよい。

てか随分偉そうなこと書いてんなあ。

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