「老い」とは何だ

2008年10月24日 映画
「オイル」なんてのもありましたね。
たった数年前の映画なのにもう亡くなってる人がいるとか。


mustを日本語に訳したら「にゃいけん」。
にゃいけん。

I教授の経歴には希望を与えられた。
妄想で終わるのは火を見るよりも、だが。

半人前TOEFLを受け損ねる、とか。

11月に入ったら労働のデスマーチ(予定)、とか。
1ユーロ100円を(あくまで個人的な問題として)希望。せっかく安くなってる原油は増産らしい。鼻を長くして待つ。
(追記
増産なわけねーだろ減産)

音楽と言語。最小単位。トーキングドラム。難易度の高い音素。

今回に限っていえばクドカンを差し挟んだのは失敗ではなかろうか、流星の絆。
どのまんがを読んだのかもはや覚えていない。
高校生活など4~6年も前の話だ。(にもかかわらず今でも大きな存在である。)
カサブランカ、39ときて、これ。
少なくともこれは読んでいない。
思いのほか気に入った。

かくして今日は久々の休日、という名の、宣言済みサボタアジュ。
(半ばわかってはいたものの)案外心身に悪い気もする。
その方がものものしいけどね。
この映画は1999。
今の刑法は口語体なので
1 心神喪失者の行為は、罰しない。
2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
となっている。

さっそく森田芳光。そういえば黒い家もそうだったのね、と。
この映画も森田芳光と知るずっと前(たぶん5年位前)から気になっていた。
堤真一こえー!
問題を投げかけるタイプの映画のようだけど、そこに関して興味は惹かれなかった。
友達の薦めもあってみてみたが、
なんというかふっつーの映画だった。
昔にとってはどうだったのか知らないが。
強いて言えばセリフ回しが特徴的。
昔のハリウッドはみんなこんなんだったんだろうか?
こういうのをほとんど見たことがないからわからない。
辛うじて存在している世界史的知識を駆使しつつ。
結局この夏も世界史勉強しなかった。
(昨日眠りに落ちたのはは5時半頃で
あるにもかかわらず、今日は12時半過ぎに
起きられて、「勝った」な気分)

フラガール。
まず、単刀直入に言って、感動した。
これから書くことはおまけメモみたいなもんだね。

蒼井優の瑞々しさは半端じゃない。
あとダンスの練習のときの真剣な目つき。
ダンスで蒼井優っつったら「花とアリス」だよな、とか。
もうあまり覚えてないんだけれども。

作り自体は(おそらく)割と平凡というかオーソドックスなんです。
最初の予想は、下に凸な二次曲線の軸の右側みたいな感じだったんだけれども、
思いの外小さな山をたくさん持ってきて、最後に大きめな山を持ってくるという感じ。
心情の変化。なるほど。
人がいて、それから時代が、そして空間があり、
時代・空間があって、それから人がいるっていう。
昭和40年の閉鎖的な、さびれる一歩手前の炭鉱。
そこに強い意味がある。
これほど時空がグッと押し出される映画はあまりみた経験がなかったから、
より一層印象に残った。

あと、しずちゃんなしでこの映画はなかったよね。
あれ?上野なつひ?と思ったら本物だった、とか。

少し説明的すぎるところもあったり
(松雪とトヨエツ二人のシーンや、電車で去り行く松雪のシーン)、
ダンサーが集まる経緯に不自然さというか唐突さというか無理矢理感を
感じるところもあったのは確か。
まあこれは瑣末な問題でしょう。たぶん。

笑いをつくるものってなんだろね。

あと、相変わらずやっぱり音楽に弱いというか、
クライマックスでのテンポのよいポリネシアンリズム、
それに対抗するかのようなカット割。
カット割というかシークエンスといえば、
最初らへんの練習と、オープン前の宣伝公演らへんの重なり合い。
前者は蒼井の、後者は松雪の変化。
前者はノリがガラッと変わってしまっていたし、
後者はその少しあとにつながる(だったっけ?)
バス内での蒼井とのやりとり。方言?!
個人的ハイライトはこの二人のやりとりでしょうか。
重なり合いってのはあるいは松雪のダンスを見てからの4人ってのと、
蒼井のダンスを見てからの母ってのと。
うむ、蒼井母。
それから「人間群像」。
音楽はジェイクシマブクロだったのね。

以上、「無能書き」ですがとりあえずこんなところで。

まーみーや!

2008年9月2日 映画
森田芳光って面白いな、というか
かなり自分にフィットする監督だと思った。
これは江国原作なわけで、そっちも結構気になるけど、
きちんとチェックするだけのモチベーションはあまりない。
それでもこの映画がつまらなかったとかそういうのとは全く別の話で、
この映画は面白かったとはっきり言える。

中島みゆきがとてもよい。とても。
それから兄弟が。
うちも割と兄弟仲がまともなので、共感を覚えたりとか。
あとなぜかベイスターズとか。原作は。

最初沢尻はDVDのジャケットで見たとき、奥貫に見えたから、
中身を見てるときにあれって思った。
まあこれはどうでもいい話。

音の使い方。
たまーに出てくる斬新な(あるいは謎な)カット。
ナレーション。
終わり方(ここで終わってくれってところで終わってくれた。あまりない)。
どれをとっても自分にフィットしまくり。
森田芳光。
「家族ゲーム」みたときにはただ先鋭的だなと思っただけなんだけれども。
あと最初紙ひこうきが出てきたときは、
「まーた戦闘機か!」などとも思ったが。
今後ちょこちょこチェックしていきたいと思った監督のひとり。

そうなるとやっぱり原作も気になるっちゃあ気になる。
なるほどなーと、そして楽しめた映画だった。

沢尻ばかりが目立つのかと思いきや、
主演級男性陣4人がとてもよい。

クライマックスまでの流れ。
そしてその後。

別にこの頃でも「エリカ様」っぽく見えるのは
先入観のせい?

分かりやすい暗喩なんかも。
こういうのが読み取れるっていうのが一種のカタルシス。
レオポンとか。

設定ももちろんそうなんだが、チルソクの夏とちょっと似てる。
あっちはなごり雪、こっちはイムジン川。
(フォーク・クルセダーズとかずーっと前に聴いてみようかなと
思って以来それっきり。)
とにかく自分は音楽に弱い。
最初主人公らが朝鮮学校に入ったときに流れてた吹奏楽で
完全にやられてしまった。

あと京都はほんとにこんな感じの名残があるそうで。

革命的!
なんつうかよくわからん映画だったというか、
とりたてて面白みを感じない映画だった。
かといって寝てしまうこともなかったという。
相性の問題なんだろうか。
ストーリーの運びは悪いとは思わないし、
キャストもいい味だしてるんだけれども。

コローを初めて意識したのは去年の春、大原で。
後期のもやっとしたのがいい。

「そういえばかたつむりって殻の中がぶよぶよで軟らかいんだってさ」
人間もそんなもんだろう。
少なくとも自分は。
宮崎映画のタイトルには大抵「の」が付く。
DMCが楽しみ。

黄色い大地

2008年5月12日 映画
黄色い大地
今中国映画がちょっと熱め。
ちょくちょくチラチラと。
今までほとんど見たことなかった。
今後も見られるかは不明。
レビューいつ直る。
字幕担当者だったんかいな。
90分ほどの映画(800円)を見ながら60分ほど寝て、
100分ほどの映画(900円)を見ながら30分ほど寝る。
これが最近のブームらしいよ。
トリュ、フォー。
第二、弾。

今まで「名画」と呼ばれるものを見た後は
「これが名画ってやつか」
という感想を抱いていたのだが、
この映画に関しては見てる途中から
「これは名画だ!」
と感じた。
あー面白かった。ジャンヌモロー。
展開は読めないでもないがそこがまた。
語りの多さは特徴的。そこがまた。
何というか一本筋がしっかりした、正統的な映画なんじゃなかろうか。
知らないけど直感的に。

見たぞー9

2008年3月13日 映画
話がわけわからなくなったのは手法が変だからというわけではなく、
単純に登場人物が自分には多いからである。
登場人物が多い話は大抵こんがらがる。
今まで見たゴダ映画の中で一番意味不明だったわたぶん。
そのせいで複数回見ようと試みた結果、
勢い余って生まれて初めて延滞してしまった。
バッカモーン!
ジャンピエールレオー!

何度かあったあのリプレイみたいなシーンは何でしょうかねい。
意外なことに終わり方にいつものあっけなさがない。
(がしかし既に終末のシーンの前の展開は忘れた)
「DVD アイ・ヴィー・シー 2003/06/20 ¥3,675 モンタージュという映像文法の基礎を確立させ、映像表現を飛躍的に向上させることになったセルゲイ・エイゼンシュタイン監督の映画史上に残るサイレント映画の大傑作。1905年の夏、黒海沖の巡洋艦ポチョムキン号で、ウジの沸いたスープに怒った水兵たちが反乱を起こし、オデッサの港へ寄港するが、やがて軍隊が押し寄せてきて大虐殺が繰り…」

元祖スペクタクルというか。
これが元型となって後の映画ができていったんだろうか。
ザ・古典。
ワク、リン、チュク。
力強いリアリズム。
プロレタリアート。

(これ見て割とロシア語やってみたくなった。
一応キリル文字があらかた読めるせいで活用とかが気になった。
けれどももうこれ以上手を出したらだめでしょ。
というか手が出ないでしょ。
NHKの語学ラジヲ講座が変わるらしい。吉と出るか凶と出るか。)

「僕にはまだ『僕』という砦が残っていたんだった。
けれどもそれで『よかった』と言って安心していいものだろうか。
逆に、僕にはもう『僕』という砦しか残されていないのでは?
切り貼りばかりで本質的にはすっからかんの砦。」

もう少し見かけの余裕を持ちたい。
余裕綽々な感じに。
いつも何かに急かされて何かやってる感じじゃなくて。
そうじゃないとちゃんとした未来がこないと思う。

青い車

2008年2月20日 映画
確かひとりで見に行ったんだったと思う。
その日に躊躇して買わず、しかしやっぱり気になって翌日に
買いに戻ったサントラCDが、実は生まれて初めて買ったCDなのだ。
ジョゼは原作を先に読んだ。
こっちは原作を後で読んだ。
(たぶん高1の冬。ちゃんと上映中のを見に行ったのだ。
しかも奇遇にも、   )

いまだにどういう結末だったのか思い出せない。

見たぞー8

2008年2月12日 映画
まあ「だろうな」的な。
ストーリーのせいも大いにあるだろうけれど、
今まで見たゴダールの中で
一番面白くなかった・・・。
で、も。
やっぱり地中海の日差しは大好きだし、
フリッツ・ラング(本人!)はカッコいい。
字幕どうにかならんのん?
英語もフランス語もドイツ語も全部そのまんま。
イリアス・オデュッセイアはやっぱり
読んどかなきゃなんないなあ。
長いの苦手なんだけども。うーむ。
うーむ。
らうーる。
くたーる。
言葉の問題ねえ。
(話は逸れるがゲーテ曰く、
「外国語を知らないものは、自分自身の言語についても何も知らない。」
と。
Wer fremde Sprachen nicht kennt, weiss nichts von seiner eigenen.
まあそれはどうでもいいとして、
何を思ったか昨日は2週間前に図書館から借りてきた中国語の
本に付属したCDをげほげほ聴きながら寝て、
今日は同じく2週間前に図書館から借りてきた
スペイン語の本に付属CDをもぐもぐ聴きながら昼ご飯食べた。
カリキュラムとかの都合上このどちらかしか来学期できなさげ。
スペイン語の"ll"ってどんな発音なのかと思いきや、
これもまた自分がはるか昔から遊んで出していた音だった。
「キ」と「シ」の間の音を出す言語はないだろうか。
軽く自分の外国語遍歴を振り返ってみると、
中国語の存在は結構大きい。英語以外で初めて興味を持った外国語。
たぶん小学生にはなってたと思う。
つうわけでどうしよっかなあ)
あとやっぱりこれは避けられようがないのだろうけれども、
バルドー<カリーナ。
映画自体に与える光の量が足りない感じ。
アルファ「ロミオ」。
け、軽蔑されたくないよーう!

それから、いつものようにおまけでついてくる予告編を見て
改めて思ったんだけれど、
文字の「形」の効果はかなり大きい。アルファベットはシンプルで
「スタイリッシュ」なデザインにこれでもかというくらいよくマッチする。
漢字やひらがなではなかなか真似できない気がする。
せいぜいカタカナが多少対抗できるかなという感じ。
まあフォントにもよるんだろうけれど。
中学校の美術の授業をちょっと思い出す。
或いは先入観とかもあるかもね。
そういった点で?ロックに日本語を初めてくらいに乗せた
はっぴいえんどはすごいと思う。
「抱きしめたい」名曲。


(朝起きたら、別におかしくはないことなんだけれど
家に誰もいなくて、
夢でたぶんいっぱい楽しい人がいたんだろうけど
その人たちも勿論誰もいなくて、
聴きながら寝ていたCDも止まっていて、
八方塞がり状態は全く改善の様子を見せなくて、
もう昼になろうとしているのに外の明かりは部屋にちっとも入ってこなくて、
外が明るいんだなってことは容易にわかったんだけれども
部屋の中はすっごく青暗かった。)
まずは、これが松田優作か、と。
今の息子らとは違って円熟な感じがいい。
あとで、これが伊丹十三だったのか、と。

で、
よく言われる「音」の件は言うまでもなく、
全体として不思議な感覚をもった映画だった。
背後に「何 か」が透けて見えるような。
時代背景とかを例の如く
あまり知らなかったのが難点か。
バット殺人とか言われても若干ピンとこない。
「外で大変な事件でも起きてたら困りますからね」と。
名シーンっぽい雰囲気な場面がいくつか。
それとやはり喧嘩を教えるあたりとか、
ビンタに即座に反応とか。
「最後の晩餐」の場面とか。
助監督は金子修介だったのか、とか。
あとは、登場人物のデフォルメ具合とか絶妙。
ジェットコースターはなんなんでしょう?
何というか、多軸的な映画だったと思う。
夕暮れを完全に把握したい!

昨日深夜バイトから帰ってから見たわけだが、
咳がひどいのなんのって。
見てる途中で咳するならいいんだけど、
ようやく寝られそうというときに咳出まくって寝られず。
結局6時くらいまで起きてたろうか。
昨日は12時間も寝たっていうのになぜ悪化する。
状況も含めて。
(別件でまた後先をいまいち省みず調子に乗ってしまった模様。
こうなったら開き直って「人様に迷惑かけてなんぼ」の作戦。
ひとりでできないもん!)
起きたのは午後。スロースターター、その後も。
新宿へ。時間ギリギリ。パスポート番号は常に把握しておくべきだった。
指定券料金がほかにかかることを知らなくてやられた。
こんな感じで電車の切符を購入。
やばい金かかりすぎ。1万円で手間を減らした計算。

パスの次はバス。友人宅へ行こうとしたが、
どうも以前数回行ったときと光景が違う。
右へ行くんだったっけか、左へ行くんだったけか。
どちらも試してみたがどうやら違うらしい。
バスのせいであった。
駅を出たら右も左も見ずに直進すればすむ話であったのだが、
バスが真ん前に停まっていたため視野が遮られて気付かなかったのだった。

で、ガスト(クイック)ののち、友人宅へ。
少し経って人数が増え、少し経って家主も含め外出してしまった。
残された友人3人と自分。
いい案を出したやつがいた。DVDを見よう、と。
で、自分と2人で近所のツ○ヤに行き、
4作に絞り、留守番の2人によって決められたのがこの映画。
一緒に出かけた友人のチョイスだったため、
自分にとってはなんじゃらほいな映画だったわけだが。

面白かった。笑えたし、いい話。
必然、偶然(その場の自分達の状況も含めて)。
主観、客観。
終わり方もナイス。
12人の怒れる男たちを連想。
てか名優揃えたな。塚地!
伏線の回収の仕方とかも。
それを先回りして嗅ぎ取った友人のひとりを見直した。
やっぱりただの変な人じゃなかった!天才!
(自分とその他2人が若干鈍いという説も否定できない。)
で、この映画見てついでに気付いたのは、
自分の場合、感情の高まり(正負両方向)は思考の鋭さ(正方向)に
しばしばつながっているのではなかろうか、と。
で、他のやつらが寝始めたので、自分は徐ろに
今年のセンター試験ドイツ語(ついこの間代○ミのHPで
問題・解答ともに
入手可能であることを知った)を解き始め、どうやら178点。
あとでフランス語もやってみようか。
家主ともう1人が帰宅。他の連中はそのまま始発で帰ったらしい。

で、だるくなったので少し寝て、(2へ続く)

buildings from fire

2008年1月23日 映画
こんなに働いてたら干からびる!
(どうやら自分は極端な人間らしい。
あれほどバイトをやったら負けとか
言っていたくせに今の有様といったらもう!
このあいだクラスメートが僕について
書いていたこと、いわゆる「逆評定」、で
印象的だったのは、自分は興味を示すものに
対しては物凄くエネルギーを注ぐが、
そうでないものにはほとんど見向きもしない、
差が激しい、ということだった。今まで全く気付いたことが
なかったが、振り返ってみればこれが結構当たっていて、
自分に対する新たな視点。中庸を知りたいよう。)

自分における対人恐怖は、基本的には汚い自意識によるものと
考えてよさそうだ。
(にしても自分なんかよりバイト先の女子高生の方がよほど
大人びていてしっかりしている。淡い不安は単純には終わらなかった。
店主の女満別、じゃなくて無分別な行いにより、
一旦は「淡い不安」は拭い去られたものの、自分にとっても
予期せぬ事態、というか別種の不安、
更に言えば久々の対人恐怖チックな、被害妄想的な、
或いは人間不信的な、が発動してる、しそう、という感じ。)

とりあえず、一週間あたり10000円弱稼げばやっていけそう。
春の独検と仏検の日程がかぶった。
春休みにやりたいことが多すぎっぽい。

le diner de cons.
個人的には少林サッカーを超えた。あれより笑ったと思う。
つまり、今まで見た映画の中で一番笑える。
ピニョン!

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