2017.5①

2018年1月4日 日常
5/2
・「解説付きのケース」とでも呼べるようなものを予習で読んでいるのだけど、「もしドラ」(読んだことない)的というか、それ以上の本格的なビジネス書を読んでいるような感覚。お題は「Leadership and Organizational Change」ということで、面白い。ただ、読んだだけだと授業には耐えられないと思うので、更にまとめたり深掘りしたりしたいところ。時間を作る。発言しない「石」には決してならぬよう。
→むしろ判例集に近いと思う。ただ、もう少しストーリー仕立て。法学と経営学(というか社会科学全般かもだけど)は、事実から理論的に意味のある事象を抜き出して当てはめたり考察したり応用したりという意味で近いものを感じる。

・ネコに口頭で厳重注意とな?!信じられない!動物虐待!! --- 「ライフルを持った猫がいる」警察が出動

5/3
・予習が期日までに終わる見込みがついたことによる気の緩みから、早くも3日目にして仕事と娯楽に逃避するという有り様。先に全部終わらせ切るまで踏ん張れよっていう…

5/4
・簡単な宿題だと思っていたけど意外と時間かかったし寝不足のせいか妙に疲れてる。合宿の荷造り自体がもはやだるい。そして夜はいまだに冷える。10℃ちょい。

・4.89ドルの買い物をして、クオーター硬貨(裏がハゲワシなのが通常版なのだが、たまに50州+αをフィーチャリングしたものがある)目当てで敢えての現金払い。20.15ドル出したら、こちらに小銭がじゃらじゃらあるのが見えたようで、もっといい小銭を出せと言われたので、いやいやクオーターがほしいのよ、集めてるのよ、という話をしたら、わざわざそういう絵柄のついているのを探しておつりでくれた上に、「○○は持ってる?」と聞いてきて、聞き取れなかったのといずれにしてもどの州持っているかなんて把握していなかったのとで、「No」と答えてもらって帰ってきた。集めてる宣言をレジでするのは手かもしれない。
なお、結局West Virginiaは持ってて、重複多すぎ星人。集め始めて4か月くらい経つけどいまだ20州ちょい。

・勉強なんて所詮現実逃避だし、仕事だって時には現実逃避だし、夜更かしなんて現実逃避の最たるものだ。明日から合宿で出発時間かなり早いのに夜更かし太郎。

5/5
・合宿一日目を終えて、先週のようなきつさは感じなかった。一つには先週のショックが相対的に大きすぎたこと、もう一つには、授業が会計と統計で日本語では内容がわかっており、先生も比較的落ち着いた英語で話してくれたことが挙げられると思う。これらについて内容のレベルが低いと嘆いていた日本人もいたが、個人的には英語と日本語で違う時点で一定のハードルがあるのでちょうどよかったと思うし(知っててもわからない的な)、会計とか少し忘れてたところもあるし(!)、それ以降のよりハードルの高いグループディスカッションや飲み会での会話を前にしていいウォーミングアップになったと思う。
グループディスカッションについても、夕食時(これはただの雑談)は席の間が離れていた感じだったので聞き取りづらかった部分があるが、バーに席を移してグループ提出物の準備をしたときには、席がみんなの真ん中だったので聞いたり話したりしやすかったこと、飲みながらなので(あるいはある程度間柄や環境になれたので)比較的リラックスして臨めたことがよかったと思う。席取りの重要性を意識していく。
それにしても今朝は間違えて4時半に目覚ましをかけてしまっていて、しかも途中までそれに気付かなくて無駄にしんどい思いをしてしまった。酔っ払いのせいだと思うのだが、翌日に残るという意味でも最近(体調にもよるが基本的には)めちゃくちゃ弱くなった気がする。ビール2杯が限界なのではないだろうか。ビール2杯でもくらくらなので、1杯にとどめておくのが賢明。もっとも流れやのどの渇きでクピクピいってしまうわけなのだが・・・。酒の席という意味で言うと、会計に対する現地人のメンタリティーがよくわからない。一緒に頼んでもらった際に会計も(バーなので(?))そのたびに行うわけなのだが、その際に代表して頼んだ人が、それ以外の人もすぐそばにいるのに全部払ってしまって、どうすりゃいいのかよくわからん。噂によると割り勘の概念はあまりないと聞く。
あと、夕食の席でたまたまグループ外の人とも近くになってその人(日本企業に勤めているドミニカ系米国人)と話していたときに、「ディスカッションへのジャンプインまじきついっす」って話をしたら、自身のラテンアメリカ出張での体験、一応スペイン語も多少話せるのになかなか会話に参加できなかった、を交えつつ、「こういう会話では普通によく話せているんだから、頑張って飛び込めば大丈夫」と言ってもらい、なにこれまじ優しい。励みになった。
そしてビール2杯でくらくらになったせいで予習が終わり切っていない2日目の朝。どこをどう切っていくか。これもビジネススクールサバイバルの一環。
あと、とある日本人は「みんなネットワーキングに必死すぎ」と疲れた様子で話していた(彼も日本でさえそういう交流が苦手とのことで親近感)が、むしろ自分としては意外とそういうの苦手な現地人もいるのだなということに気付いた。あと、この手のコースに参加する米国人のレベルは大したことないと聞いていた(あるいはそういうイメージだった)が、先週の授業オリエンでのディスカッションを見る限り、意外とまともだと思った。
・そういやそのドミニカ系の人からは筆箱もほめてもらったな。日本の文房具のイケてる感。
・2日目も1杯までにしたけど疲れとあいまってぐだぐだ。

5/8
・町内会に母親の代理で参加した場合に、「母の代理」と言うことはあっても「代理母」と言うことはない。

・書き留めていかないとすぐに忘れていってしまう。なるべくすぐにメモをとっていくべし。ということで合宿2日目以降について。
Leadership and Organizational Change(通称LOC)の初回授業。前回のオリエンテーションではみんなの熱にやられてしまって大変危機感を抱いたわけだが、人にも慣れ、環境にも慣れ、そんなにびびらずには済んだが、いかんせん聞き取れず話せずなので、手を上げて発言するには残念ながら至らなかった。とはいえ挙手についても人との絡み方についても、日本人コミュニティーにいるときと大差ないようなスタンスで臨めたのはよかった。で、聞き取れないは聞き取れないなりに、おおざっぱな枠組みを捉えられはするので、何とか授業についていくことくらいはできた。(眠いので一旦ここでネムエル)
→「ここはTechnical skillsを学ぶところではなくLeadershipを学ぶところだ」と教授が言っていたのも印象的だった。
→挙手については、みんな挙げて発言しているから自分もそうしたいと自ずと思ってくる気がする。ただ、いまいち聞き取れないのでクリティカルな発言が難しいのが残念。

5/9
・昨日の「ネムエル」って何だろう。「終える」と書きたかったはずなんだけど完全に死んでいた。続きを書き始める前に。そういえば新庄ってNYメッツにいたような。今は一体何をしているんだ?

・もう5月なのに朝はいまだに10℃を切っていたりもするので寒い。

・では続き。意外と大枠は捉えられたのでそれなりに安心ということと、フルタイムと違ってみんなそれなりに就業経験があるので、いろんないい意見が出てきているような気がするのはいいことだと思う。フルタイムは「それっぽい」意見に終始しがちという話をHの同級生から聞いた。まあ自分が聞き取れてないから気付いていない可能性もゼロではないが。そして、不明点は先生に聞きに行きやすい。この熱血教師は質問ウェルカムというスタンスを(ほかの教授もだが)明確にしており、聞き取れなかったところや気になったところをなるべく教授に聞きに行くようにしている(LOCでは2回中2回とも質問に行った)。そして教授は非常ににこやかに、親切に、熱心に答えてくれるので大変印象がよい。ボストンの後輩からは、世界の第一人者である教授と直接会話できるのが留学における最も有意義な点の一つだと言っていて、オフィスアワーにしょっちゅう訪ねているそうなので、それを踏襲しようと思った次第。実際その通りだと思う。
・会計は言葉の違い以外はほぼ一緒なので、今のところ新たに学ぶものは多くはない。よい復習にはなっていると思うし、ケースを扱うようになればまた趣も変わってくるのではないかと(多少?)期待している。
・統計は2日目の途中までは基礎の基礎を振り返る形だったが、それ以降徐々に自分にとってあまり身についていない事項に入っていく形になり、割ときちんと聞いていないと置いていかれる感じ。例えば条件付き確率とか、今までいまいち理解できていなかったのだが、さすがアメリカ(?)、数学の苦手な人が多そうな中、丁寧に説明していたので、この手のものの理解が進んだように思う。ある意味思わぬ収穫。それでもなおよくわからないという人もいたようだし、自分も概念がこんがらがったので質問に行ったら同じ疑問を抱えていた学生もいてほっと一安心。一方理系出身者も意外と多いなという印象であり(半分くらいが理系かもしれない)、そういう人にとっては(好きかどうか、得意かどうかはともかく)ある程度なじみがあるもののようだ。
なお、この手の科目は試験を別途受験することでOpt-outすることができる。その代り別の選択科目を受験できるのだが、それを検討していた人に聞いたところ、その選択科目が平日ばかりなので、微妙とのことだった。自分もその人もそうなのだが、せっかくビジネススクールに来ているので、勿体ないという観点からOpt-outせずに受講 する方向。自分は普通に理解度上げたいし、こちらについてもケースを扱うようになればまた「現実への適用」という新たな地平を見ることになるので、とらない理由はない。そしてこの統計の先生がユーモアにあふれていて早々に学生の人気者に。学生に"Do you trust me?"などと投げかけて"Sure"などと答えようもんなら、"Don’t trust me"などと言いながら自分が人を信用して失敗した体験談などを面白おかしく話してしまうような感じで、別に脱線が多いというわけではないものの、時にそういう話も織り交ぜつつ、笑いを誘っている。そして2日目は先生の誕生日だったことが前日の流れで分かっており、サプライズハッピーバースデーも行われた。なおその「流れ」というのは、1クラスに誕生日が同じ人が1ペアでもいる確率は何か、というお題で、クラス全員(約60人)誕生日を言わされたのだが、結局4ペアあった。
その先生はなぜかオーストラリアからきた学生をいじっており、なぜかわざと間違えて彼をニュージーランド人扱いする発言をしたかと思えば、自分がイラン出身であることを踏まえ、ブッシュだか誰かが「イランもイラクも一緒や」的発言をしたこと(なの?)も挙げて同じく笑いを誘っていた。で、そのいじりが伝染したのか、LOCの教授までも意外なことに彼をいじり始め、「君は英語が第一言語ではないようだが、言っていることの内容は正しい」などとかましていた。そもそもその手のいじりがこういう場で行われるのは(アメリカ、特にNは人権配慮意識が高いと思っていただけに)意外だし、あまりそういう「人権」的なレベル感ではないのかしら。オーストラリアだけがこういういじりにあうのも同じく意外だし、それは彼のパーソナリティーのせいなのか?Cバンクにつとめているはずで、そんなにいじられキャラという感じもしないのだが、言語・文化の壁のせい?
・2日目の夜は任意参加の懇親会で、その場で座った座席に応じたグループ対抗のクイズ大会が行われた。これもみんなわさわさ参加するのかと思いきや、意外と出ない人もそれなりにおり、ネットワークに一生懸命という先入観を覆された形。
もっともチームメイトの一人は、「LOCで学生が挙手しすぎ。出席点争いだ」と半ば嘲笑していたが、そういう実態および認識もあるのだなと思い、やはり一枚岩というわけではないようだ、という一面を見た気がする。また、キャリアサポートのオリエンテーションも行われたのだが、(急いで書いているので中身も文章もぐちゃぐちゃ。そして記憶も当日よりはあやふやで、意味のあるinsightをしにくくなっている。ただでさえそんなに深くないのに。)そのオリエンテーションで、「転職活動にネットワーキングは重要です。ネットワーキングと聞くといいイメージを持っていないかもしれませんが、云々」という話をしており、ネットワーキングがいまいち汚いという感覚はこちら米国でもあるのだ、という点がかなり意外だった。
で、だいぶ話がそれたがクイズ大会に話を戻すと、3つのキーワードに共通するものは何かや、音声の高低など質を変えた曲を流して元の曲を当てるクイズ、あとはいろいろな連想クイズや、キャラクターの絵を見て名前を答えるクイズなどがあったのだが、全体的にアメリカの文化に精通していないと答えられないものが多く、同じテーブルでは自分のほかインド人やカメルーン人が置いてけぼり気味になっていた。ほかにバングラデシュやポーランドもいたのだが、彼らは米国在住期間が長いこともあり苦労していなかった。自分については曲当てはまだ多少ついていけたのだが、有名なTV showのイントロクイズにあたっては完全お手上げ。知らんがな。こういうあたり、「文化の多様性」とか言っている割に結局多数派を前提としているのか、そもそもコースの特性上(働きながら)、米国文化にみんな強い設定になっているのか知らないが、「多様性」の限界を感じるとともに、「結局アメリカ、あるいはビジネススクールはそういうところなのか、どうりでトランプ当選を予測できないわけだ」と若干幻滅もし、もし(留学生が多いはずである)フルタイムだったら多少は違ったのだろうかと思いを巡らせたりもした(もっともこれについてはHで受けたマクロ経済の授業も大いにアメリカorientedだったので、あやしい)。
結局のところ、完全に「多様性」が「多様性」のままintegrateすることは難しいのではないかと思う。だからフランスは自由・平等・博愛を共通の旗印にしていてイスラムの格好を否定していたりもするし、アメリカにおいては何が共通の価値観なのだろうか。あるいは「文化」なのだろうか。アメリカは広いし人も多いし経済的格差もでかいので、そのあたりの共有自体がそもそも難しそうというイメージだし、今のところそのような共通した価値観がはっきりしていない(むしろはっきりしている国の方がまれだとも思うが)からこそトランプ大統領が「予期せず」誕生したのだと思う。このように書くとクイズ大会自体に否定的だったようにも見えるが全くそんなことはなく、普通に楽しく過ごした。
話は飛ぶが、この3日間における自分の貢献は、必ずしもチーム内に対してできたものではないが、ケータイの充電器を忘れた学生に対して2日連続で貸してあげたことだと思う(笑)みんなiPhone使いな中、自分は違ったのが功を奏した。多様性(笑)(なお、本当に忘れたのか、荷物に入れちゃって出せなかったのかは英語力不足のせいで不明。)
あと何だかんだでいまだにいろいろtodoや締切が自分の中で整理されていないので、綱渡りな状況。こういうときlearning groupは大変助かる。ただし勿論このままフリーライダーになるわけにもいかないので早めにバリューを出していかねばとも思う。今は「しゃべらない石」と思われないよう、online上のやりとりではなるべく発言機会を増やすとともに、貢献できるところがあれば(代わりに検索してあげるとか)するようにしている、が、みんな結構動きが素早いので、たまにそのチャンスをふいにしたりも(先手をとられることも含め)。というわけで、3日間勿論疲れた(帰りのバスではガン寝。あまりしゃべらさそうなやつの隣を敢えて選んでひたすら寝た。なお、学校行きのバスとミッドタウン行きのバスに分かれてくれたおかげで(行きは遅刻ギリギリで焦った(結局出発時刻自体も遅らせていたようだが。これ結構クリティカルで、普通に置いて行かれる。なぜなら別途車とかで自分で行くという選択肢があり、かつそれについて事前通知を要していなかったため。すなわち遅れたら自分で勝手に行く人とみなされる。「自己責任」が当たり前のアメリカならではなのか。とはいえ結構授業では助け合いの様子も見られ、物事はやはり複層的・多面的である)が)帰りはバスから降りた後余裕の徒歩)ものの、総じて楽しく過ごせたと言える。
・あまり積極的に会話に入れないことは日本でも普通によくあること(特になじみのない人たちやキャラの違う人たちと一緒にいるとき)だし、別にいつもいつも挙手しまくるタイプというわけでもないし、ある意味「いつも通り」のところまでは来ているのだが、「脱コンフォートゾーン」ということや、ここまできているのだからいろいろな経験を積まねばという「勿体なさ」を考えると、「こんなに楽でおっけ〜」というわけにはいかないというか、(繰り返しになるが)それでは勿体ない。先輩の言っていた通り楽をしようと思えばそれなりに楽をして卒業できるようには思う。が、そうならないよう引き続きやっていきたい。
・そういう意味ではもはや「自分との戦い」という要素も既にでかい。
・LOCでは毎回授業後に20分のreflectionをせよ、ノート体キングではない、考察を深めるのだ、的なことを言っていて、それ用のノートも渡されているのだが、まだ活用できていない。なお、中間・期末に(内容は問わないが)ノートチェックが入るので、その観点からも準備が必要だし、何よりこの授業がこの学期では一番自分にとって有益なので、きっちりやっていきたいのだが、ここでこれ書くだけでも30分くらいかかっていて、時間をうまく使うのはなかなか難しいなあ。これ自体も学校全体に対するreflectionではあるのだが。なお、LOCの授業はある意味「自己啓発セミナー」的な内容とも言える。が、間違いなく面白い。
・統計の先生はファーストネーム(Cxxxx)で呼ばれている。授業中でもよく自分で「ではこういうときはどう考えるんだい?Cxxxx」のように学生の立場に立った場合の問答的な感じで自分の名前をよく使っている。なぜこういう感じになっているかというと、初回の授業で、必ずしもprofessor XXと呼ばなくてよいと言っていたため。その流れで、「もちろんそう呼びたければprofessorと呼んでもいいし、studentと呼んでも構いません」などと言っており、これまた笑いを誘っていた。

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