木村祐一が監督した「ニセ札」。
コミカル系なのかそうじゃないのかはっきりしない感じがややいただけなかった。
そもそもそういうつもりで作ってないのかもしれない。
が、プロモーション的にはそういうイメージを持たされていたし、
もうちょっとメリハリがあってもよかったんじゃないか。
青木崇高(「タカタカ」と読みたくなる。荒川良々みたい。「ヨシヨシ」)が好演というかキーだね。
タカタカといえば自分の中では「ちりとてちん」よりもむしろ「繋がれた明日」。
その他、倍賞美津子を始めとする役者陣はよかった。
戦後直後のこの時期は興味深い。
お上・天皇の日本から、国民の日本への転換。民主主義。
で、ちょうどこれを見た時期に苅部『丸山真男』とか丸山の著作を読んでいたこともあって、
そのへんからの考察を加えてみても面白いと思った。
個人とは。責任の所在とは。「お上」とは。とかとかトカラ列島。
ニセ札じゃなくて本物を作ろうとしたんだもんな!
そこらへんについてはワクワクした。
ワクワクといえばズッコケシリーズの忍者軍団。ワクワクさんなんて人もいるね。

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や

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