(なんつうかクタクタ。erschoepft.
ドイツ語作文に何だかんだで2時間もかけてしまった。
それはともかくとして、
最近現実逃避が得意すぎてやばい。
いや、勉強もしていることにはしているのだけれど、
如何せん今までサボりすぎた&量が異常。
不可の山を築き上げてやるぜ!
それは困る。
まあ9分の4くらいは単位来てくれるんじゃないかな。
専門はつらいのう。
一応つまらないわけではない)

ソフィア・コッポラ第2作とか言ってるけど
親父コッポラの映画すら見たことないよ。

舞台は東京。
しかし登場人物は日本語を使えない。
翻訳の齟齬。
感情の齟齬。
しかし言葉の通じる(いや、「言葉が通じる」だけではない)相手が。
「言葉」ないし「言語」という重要な問題も孕んでいるが、
むしろ「東京」という都市に注目したい。
良くも悪くも眩しいネオンの明かり。
首都高。

不案内にして東京を題材にしたような映画は
他に『東京物語』しか知らないのだけれど、
あれは別に「東京」という都市にスポットを当てているわけではないよね。
あれはむしろ「東京」という「先進」地域やその習俗・人々と、
取り残されいく、あるいは去りいく者たちとの対比がテーマの
ひとつだといえるでしょう。

それに対してこの映画。
もちろん観光案内などではないのだからそんなに都市ばかりに
焦点を当てているわけではないのだけれど、
ホテルから見える景色しかり、
文化しかり、
路地しかり、
やはりそういった側面をそれなりに意識しているように思う。
やはり「場」というものは大切ですね。
現代都市としての東京。
(仕方ないことだが『東京物語』は古い。
どういうことが言いたいのかというと、
「現代」東京をここまでピックアップした
映画を知らないってことだけだけど。
古いは古いでいいと思う。ノスタルジックで。
架空のノスタルジー。)
にしてもあのマシューはいただけないなあ。
(そういえば時代は昔のだけど、
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズがあった。眉間未見。
ま、探しゃあ他にいくらでもあるっしょ。)

『風をあつめて』(はっぴいえんど『風街ろまん』収録)
作詞:松本隆 作曲:細野晴臣
昔から好きで好きでたまらない曲。
4年ほど(空白が1~2年あるが)かけて最近だいぶ弾けるようになった。
(とあるDVDでは細野氏が実際に弾いてみようとしてミスりまくるらしい。
友達が持ってるんだけどまだ見てない。見たい。)
映画『ロスト・イン・トランスレーション』公開当時、
この曲が日本の予告編のBGMとして流れ、
大いにフィーチャーされているのだろうなという印象を抱いていた。
ところがどっこい!
ここから細かいことは内緒。
これは詐欺でしょう(笑)
それはまあいいとして、繰り返しにもなるが、
新潮文庫『斜陽』にて柄谷氏はその小説を
「明るさが暗さを喚起し、暗さが明るさを喚起する世界、
(中略)微妙な光と影の世界である。」と解説していた。
この言葉はまるまる、この曲にもほとんど似たようにあてはまる。
こんなにも明るくて、こんなにも暗く、
そしてその明暗がこんなにも相互に増幅しあっているような曲が
他にあったろうか。
確かにビートルズは暗いときにも明るいときにもよくマッチする。
けれどもそれは単に曲や曲調にある種の普遍性があるというだけのことである。
(これはこれですごい。)
あるいはビーチボーイズの『ペットサウンズ』なども
明暗の感触がすごいのだけれども、これはこれでまた異種な気がする。
(もちろんこれもこれで大好きだ。
SMiLE、パープルチック版、もっとちゃんと聴きこも。)
この『風をあつめて』という曲はたぶん一生好きだと思う。

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や

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