これだから宮﨑あおいはやめられない。
こんな映画も勿論いいんだが、明るい映画に出る機会が
もっと増えればいいのに。
陰日向、あるいはクドカンのに期待か。

三億円事件の犯人が実は女子高生だった、と。
それがまず頭にあったせいで、注意注目がそこに向きがちだったから、
途中まで、どちらかといえば駄作か、と思っていたわけだ。
何で兄が出てるんだよ、とか。
まあそれをもってしてもあの時代の雰囲気は好きなので、
それを楽しんで見ることはできた。
雰囲気楽しむ系映画だなあと思いながら。
勿論当時を直接知るはずもないので、ある種の先入観からして
その雰囲気がよいと。

途中少し(時代が時代なだけに)荒っぽいシーンが出ることもあったが、
淡々と静かにしっとりとストーリーは進む。
最初のバイクシーン。明るい風(「自転車と風の清々しさ」と同様。
大阪物語と真心ブラザーズを想起)。
LA NAUSEEはChamps-ElyseesのVirginで買おうか迷って結局買わなかった。
いやこれ普通ばれるんじゃないのかと。
小出恵介はKOのボンって目で見ることもあるからこの設定はうってつけ。
とかとか思いながら。

犯行前の階段での二人のシーン。
犯行後の頭をポンとやるシーン。

もうこのへんで御託を並べるのはやめにして。
結局三億円事件ってのは材料に過ぎない。
題名に注意。
ちょっとした隠し味があったからか、終わり方が非常に清々しかった。
もしこの後半から終わりにかけてがなかったら、たぶん駄作だと思っていただろう。

これだから

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や

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